スーパーでは数十円にこだわるのに
先日、母とこんなことがありました。
弟が車を売ることになり、弟と私で何社かに相見積もりを取ろうと話していたときのことです。
母はこう言いました。

「どこでもいいから早く売りなよ」
私は少し驚きました。
というのも、母は普段、スーパーで数十円、数百円でも安いものを選ぶ人だからです。特売をチェックし、値段を見比べて買い物をしています。
でも車の査定となると——手間をかければ10万円、20万円と変わるかもしれないのに、そこには無頓着なのです。
これは、母だけの話ではない
ふり返ってみると、これは人間のおもしろいところだと思います。
多くの人が、同じことをしているのではないでしょうか。

- スーパーの卵が30円安い → 別の店まで行く
- 車の査定で20万円変わるかも → 面倒だから1社で決める
- 携帯代が月5,000円下がるかも → 手続きが面倒でそのまま
なぜでしょうか。
理由はシンプルだと思います。大きな節約は、手間がかかるからです。
スーパーで安いものを選ぶのは、その場でできます。でも、車の相見積もりや固定費の見直しは、調べて、比較して、手続きをする必要があります。
だから、みんな後回しにする。そして、そのまま何年も過ぎていきます。
でも、効果はまったく違う

ここで、私が実際にやった固定費の見直しをお話しします。
月1万5,000円。年間で18万円が変わりました。
これは、スーパーで数十円を節約して届く金額でしょうか。
30円安い商品を選んだとして、年間18万円に届くには6,000回の買い物が必要です。
毎日買い物をしても16年かかります。
一方、固定費の見直しは、一度やれば、あとは何もしなくても毎月効き続けます。
これが、私が「まず固定費を見直したほうがいい」と考える理由です。
私がやった順番は「簡単な順」
とはいえ、面倒に感じるのは事実です。だから私は簡単な順に手をつけました。
1番目:携帯の通信費
2番目:保険(貯蓄型)
3番目:サブスク(毎月見直し続ける)
一番むずかしいものから始めると、挫折します。まず1つ成功すると、次に進む力が生まれます。
1番目:携帯を大手キャリアから格安SIMへ
私はauから楽天モバイルに変更しました。
変更前(au)
月額 8,000円〜1万円ほど変更後(楽天モバイル)
月額 2,300円ほど

月に約5,000円以上、変わりました。
不安だったのは「つながるかどうか」
正直、乗り換える前は心配でした。「通信環境が悪くなるのでは」と。
実際に使ってみると、たしかに少し電波が入りにくい場所はあります。
でも、そこまで困ることはありませんでした。
都市部にお住まいなら、なおさら問題は少ないと思います。
そして大事なのは、この5,000円は私の満足度に結びついていなかったということです。
だから減らしても生活の質は落ちていません。我慢していないから、続いています。
2番目:貯蓄型の保険を解約した
これが一番大きな効果でした。月1万円の保険料がなくなりました。
「保険を解約するのは怖い」と感じる方も多いと思います。
私もそうでした。
決断できたのは、生活防衛資金を用意していたからです。「もしものときが不安だから」と保険に入っていましたが、手元に生活費6か月分の現金があれば、それが保険の役割を果たしてくれます。
⚠️ これは私のケースです。保険の必要性は家族構成・健康状態・貯蓄額によって変わります。解約すると保障がなくなり、解約返戻金が払った額を下回ることもあります。必ず保障内容を確認し、必要なら専門家に相談してから判断してください。
3番目:サブスクは「毎月見直す」
サブスクは、一度見直して終わりにしていません。
毎月チェックしています。
家計簿をつけるときに、今契約しているサブスクを一覧にしてあります。
そして毎月見て、こう判断します。
- 使っていないもの → すぐ解約
- 満足度が低いもの → すぐ解約
私は新しいサービスにもよく入るので、放っておくと増えていきます。だから入り口を絞るのではなく、出口をこまめに使うやり方にしています。
面倒の先に、大きな効果がある

固定費の見直しも、車の相見積もりも、面倒です。
それは間違いありません。
でも——面倒だからこそ、多くの人がやらない。
だから効果が大きいとも言えます。
数十円の節約が悪いわけではありません。
ただ、同じ「節約したい」という気持ちを使うなら、効果の大きいところに向けたほうがいいというだけの話です。
しかも固定費は、一度やれば毎月ずっと効き続けます。
労力は1回、効果は永続。こんなに割のいいものは、そうありません。
まとめ:まずは携帯から、で十分
今月、携帯のプランだけでも調べてみてください。
スーパーで卵を6,000回選ぶより、たぶんそのほうが早いです。



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