「辞めたい」と思ったことは、私にもあります
教員を辞めたい。
そう検索してこの記事にたどり着いたあなたは、
きっと今、しんどい状況にいるのだと思います。
まず、これだけは伝えさせてください。
その気持ちは、甘えではありません。
私は現役の小学校教員で、今年で16年目になります。
今は楽しく働けています。
でも、「辞めたい」と思ったことは、私にもあります。
たまにそのようなことを同僚に話すと
「◯◯先生は、絶対にそんなのないよ!」
「だって、いつも明るくて楽しそうに仕事してますよ。」
とよく言われます。
内心は、
「自分だって疲れる時も、落ち込むこともあるんです。」
つまり、何が言いたいかというと
外見的には明るくて元気そうにしていそうな先生も、
同じように思うことがあるということ。
あなただけが、特別なのではないということです。
誰にも、そのような思う瞬間があるということです。
そして、なぜ結局のところ私が辞めずに教師を続けているのか、
今日は、辞めなかった理由や、同じような思いをいだきながら、
そして限界まで頑張ってつぶれてしまった後輩のことをお話しします。
私が辞めたくなったのは「選択肢がない」と感じたとき

ふり返ると、辞めたくなったのは、いつも「自分に選択肢がない」と感じたときでした。
たとえば、管理職から必要以上の報告・連絡・相談を求められたとき。
保護者から長時間にわたる電話を受け続けたとき。
もちろん、教員という仕事は素晴らしいものです。
子どもたちの成長に携われる。
人の人生に、少しでも役に立てる。
そう思える瞬間は、たくさんあります。
でも、ときには公務員という立場が、自分を追い込むこともありました。
どれだけ「子どものためだ」と判断して行動したくても、
校長の命令には職務上、従う必要があります。
子どものためだと思ってしたことでも、
保護者にとっては「全体の奉仕者である先生」がストレスのはけ口になることもあります。
そこに、自分の立場としての選択肢がない。
そう感じたとき、私は辞めたくなりました。
それでも辞めなかった理由
私が辞めなかったのは、そのような仕打ちばかりではないのが、この仕事だからです。
むしろ、そうでないことのほうが圧倒的に多かった。
でも——ここが大事なところです。
辞めたいと思っているときは、それまでの良かったことを忘れてしまうくらい、
耐え難い経験をしているのです。
だから「いいこともあるじゃないか」と言われても、届きません。
私自身がそうでした。
辞める前に、私がしたこと

では、私は何をしたのか。
思い切って異動願を出し、環境を変えました。
私は本来、一度やろうと決めたことは最後までやり抜きたい性格です。
途中で環境を変えることに、抵抗もありました。
でも、このような場合は例外だと思います。
同じ場所で耐え続けることが、必ずしも正しいわけではありません。
場所を変えるだけで、状況がまるで変わることがあります。
もしあなたが今、耐え難い環境にいるなら——
「辞める」という選択の前に、「環境を変える」という選択を試してみてください。
限界まで頑張った後輩の話

ここから、少しつらい話をします。
私には、大事にしていた後輩がいました。
とても優しく、誰からも愛される人でした。
言い方を変えれば——お願いをしやすい人でした。
だから、しんどい役割でも受け入れて、頑張っていました。
私が別の学校に転任したあとも、そのことを心配していました。
後輩はなんとか頑張っていました。
でも、つぶれてしまいました。
私は定期的に会って話をしていました。
会うたびに「元気をもらいました」と言って帰っていく後輩を、
私はどこかで、限界まで頑張らせてしまっていたのだと思います。
きっとしんどくて、辞めたいと思うことも何度だってあったはずです。
今も、そのことを反省しています。
今なら、こう伝えたい
あのときの後輩に、そして今しんどい思いをしているあなたに、今なら伝えたいことがあります。
ときには、投げ出してもいい。
耐えられないなら、場所を変えていい。
辞めたっていい。
でも、正直に言います。
あの後輩も、きっとその言葉だけでは、大胆な行動はできなかったと思うのです。
言葉だけでは、人は動けない

なぜか。
「辞めていい」と言われても、辞めたあとの生活が見えなければ、動けないからです。
大胆な行動には、経済的な余裕が必要です。
「NO!」と言えるだけの資産。
教師を辞めても過ごしていけるだけのお金。
があれば、後輩の行動も違ったはずだと、
私は思っています。
理不尽な要求に「したくない」と言える。
耐えられない環境から「離れる」と決められる。
それができるのは、精神力ではなく、選択肢を持っているかどうかです。
だから私は、このブログを書いています

私がこのブログでお金のことを書き続けている理由は、ここにあります。
公務員であっても、いざというときに「したくない」「やりたくない」と
NOを突きつけられるだけの、経済的な自由をつかみとってほしい。
生活防衛資金を用意する。
収入の柱を増やす。
それは贅沢のためではありません。
選択肢を持つためです。
「いつでも辞められる」と思えるだけで、
不思議なことに、仕事は楽になります。
追い詰められなくなるからです。
まとめ:辞める・辞めないの前に
今しんどいあなたに、すぐに何かを決めてほしいわけではありません。
ただ、「辞めても大丈夫な状態」を少しずつ作っていくこと。
それが、辞めるにしても続けるにしても、あなたを守ってくれます。
💡 もし今、心や体に限界を感じているなら、一人で抱えないでください。信頼できる人、医療機関、相談窓口に話すことも、立派な「環境を変える」一歩です。



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