「公務員がふるさと納税をやっていいの?」
ふるさと納税を始めようとしたとき、公務員の方の多くがこう考えるようです。
「自分の自治体の税収を減らすことになるのでは?」
「公務員なのに、それってどうなんだろう」
実際、「ふるさと納税 公務員 モラル」「ふるさと納税 公務員 禁止」といった言葉で検索している人がたくさんいます。
私は現役の小学校教員で、ふるさと納税を6年ほど続けています。
今日は、この「やっていいのか問題」に正直にお答えしつつ、6年やってわかったコツもお伝えします。
まず結論:禁止ではありません
前提として、ふるさと納税は公務員も普通に利用できます。
副業ではありません。国が制度として用意している寄附の仕組みです。
禁止されているという事実はありません。
では、なぜ多くの人が悩むのか。それは制度の問題ではなく、気持ちの問題だからです。
私にためらいはありませんでした
正直に言うと、私は始めるときにためらいませんでした。
理由は明確です。ふるさと納税は、公務員にできる数少ない節税の方法だからです。
私はコロナ禍でお金の勉強を始めました。
そのとき、一番最初に取りかかったのがふるさと納税でした。
会社員や公務員は、経費を使って税金を調整することができません。
そんな中で、ふるさと納税は誰でも使える、数少ない合法的な制度です。
使わない手はない、と考えました。
職場でも隠していません。同僚にすすめることもありますし、話題にもします。
では、自分の自治体の税収は?
とはいえ、自分が住む自治体の税収が減る——これは事実です。
目をそらすつもりはありません。
私はこう考えて、整理しています。
① 寄附先を「意味のある場所」に選ぶ
私は、寄附先をこういう視点で選ぶことがあります。

- 過疎化が進んでいる地域
- 地震や風水害で被災した市町村(寄附代わりに納税する)
- 妻の地元
すべてがそうではありませんが、「応援したい場所に届ける」という気持ちで選ぶ回数は確実にあります。
災害のニュースを見て「何かしたい」と思ったとき、ふるさと納税は具体的な行動になります。
② マクロの視点で考えてみる

もうひとつ、こういう考え方もできると思っています。
自分の住む市町村の税収は、たしかに下がるかもしれない。
でも、日本という国全体で見れば、お金が地方に回り、経済が動くことになります。
結果として景気がよくなる——そういう見方もできるはずです。
こう考えるだけでも、「自分の自治体の税収が減る」という罪悪感は、少し軽くなるのではないでしょうか。
罪悪感をゼロにする必要はありません。
でも、自分なりに整理して納得できていれば、堂々とやっていいと私は思っています。
手続きは、人によってちがうよ
手続きについてもお伝えします。ここは人によって変わる部分です。
①年末に確定申告しない人は「ワンストップ特例」を使おう
私は、不動産投資を始める前は、ワンストップ特例を使っていました。
ワンストップ特例は、確定申告をしなくても寄附金控除が受けられる便利な制度です。
多くの公務員の方は、こちらで問題ないと思います。
②確定申告している人は、その時に「ふるさと納税」を申告しよう
現在の私は、年度末に確定申告をしているため、ワンストップ特例は使っていません。
不動産所得があるので、どのみち確定申告が必要だからです。
その中で、ふるさと納税の寄附金控除もあわせて申告しています。
⚠️ 注意:確定申告をする場合、ワンストップ特例は無効になります。申請済みでも、確定申告のときに改めて寄附金控除として申告する必要があります。
6年やってわかった、満足度の高い返礼品
ここからは実用的な話です。6年続けてみて、満足度が高かった返礼品をお伝えします。
1位:果物

これが圧倒的におすすめです!
産地から直接送られてくるので、とにかく新鮮です。
正直なところ、スーパーの果物があまり魅力に思えなくなるほどの違いがあります。
2位:海産物

我が家では、私も子どもも好きなので選ぶことが多いです。
こちらも新鮮なものが直接届きます。
スーパーではなかなか手に入らない鮮度のものをいただけるのが魅力です。
日用品は、私は選んでいません
トイレットペーパーやティッシュがいい、という話もよく聞きます。
たしかに必ず使うものなので、無駄がありません。
ただ私は、保管場所に困るのではと思って頼んでいません。
ここは各家庭の事情次第だと思います。
気をつけている2つのこと
最後に、6年やっていて気をつけていることを2つお伝えします。
① 家族で頼むなら、タイミングをずらす
これは意外と見落としがちです。
季節が決まっているもの(果物など)は問題ありません。
でも、頼んだらすぐ届くものもあります。
家族それぞれがふるさと納税をすると、返礼品が一気に届いてしまうことがあります。
冷蔵庫にも冷凍庫にも入らない、という事態になりかねません。
だから我が家では、申し込むタイミングを意図的にずらしています。
② 限度額は「少し手前」で止める
当たり前のことですが、限度額を超えないように気をつけています。
私は簡易シミュレーターを使うことが多いです。そして——
仮に限度額が13万円と出たら、12万5,000円くらいまでにとどめる
このように、少し余裕を持たせています。満額を狙わないことで、超過のリスクを避けています。
より詳しくシミュレーションできるサイトもあるので、面倒でない方はそちらで正確に調べるのもありです。私は面倒でやっていません(笑)
⚠️ 限度額は年収・家族構成・他の控除によって変わります。必ずご自身の状況で確認してください。
まとめ:整理できれば、堂々とやっていい
- ふるさと納税は公務員も普通に利用できる(禁止ではない)
- 公務員にできる、数少ない節税の方法
- 自分の自治体の税収は減る。でも寄附先を選べば、意味のある使い方ができる
- マクロで見れば、地方にお金が回るという考え方もある
- 返礼品は果物と海産物が満足度が高かった
- 家族でタイミングをずらす/限度額は少し手前で止める
「公務員なのにいいのかな」と迷っている方へ。
大切なのは、自分なりに考えて納得することだと思います。
制度としては問題ありません。あとは、あなたがどう使うかです。
まずは、シミュレーターで自分の限度額を調べるところから始めてみてください。
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返礼品を「満足度」で選ぶ考え方は、こちらの記事でも書いています。


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