iDeCoをやらない、という選択。教員の私が新NISAを優先し、iDeCoを見送った3つの理由

つみたてNISA

iDeCoって節税になってお得なんでしょ?
やらないと損なのかな?

たしかに節税は魅力なんだ。でも私はあえてやっていない。
その理由を正直に話すね。

「iDeCoは節税になってお得」

お金の本やネットでは、そう紹介されることがほとんどです。

でも、私はやっていません。

教員16年目で、新NISAでの投資は6年続けていますが、

iDeCoはあえて見送っています。

今回は、iDeCoのメリットを認めたうえで、それでも私がやらない理由を正直にお伝えします。

最後に、「iDeCoが向いている人」も紹介します。あなたに合うかどうか、判断する材料にしてください。

今回の記事でわかること
  • 私がiDeCoをやらず、新NISAを優先した3つの理由
  • iDeCoが「向いている人・慎重に考えたい人」の違い

iDeCoのメリットは、たしかにある

まず、公平にお伝えします。

iDeCoには、はっきりとしたメリットがあります。

  • 掛金が全額所得控除——毎年の所得税・住民税が安くなる
  • 運用益が非課税——増えた分に税金がかからない

特に「掛金が全額所得控除」は強力で、毎年こつこつ節税できるのは大きな魅力です。

だからこそ、多くの本やサイトが「やらないと損」とすすめるのです。

それでも、私はやっていません。理由は3つあります。

やらない理由①:資金拘束が長すぎる

いちばん大きな理由がこれです。

iDeCoは、原則60歳まで引き出せません。

一度入れたお金は、何十年も動かせないのです。

でも、人生には途中でまとまったお金が必要になる場面があります。

子どもの教育費、住宅の頭金、家族の急な出費——。

私は年子の子どもがいて、これから大学資金が立て続けに必要になります。

そんな状況で「60歳まで引き出せないお金」を増やすことに、不安がありました。

その点、新NISAはいつでも引き出せます。

この「自由度」を、私は何より大事にしたかったのです。

やらない理由②:出口(受け取り時)の税金が複雑

2つ目は、受け取るときの話です。

iDeCoは「入口(掛金)」では節税できますが、「出口(受け取り)」では課税されます。

特に公務員だと退職時には

  • 退職金
  • iDeCo
  • 共済年金・厚生年金

が重なる可能性があります。

もちろん、iDeCoの受け取り方によって、退職所得控除や公的年金等控除といった枠を使いますが、これが非常に複雑なのです。

つまり、出口(受け取り)がすごく難しく、せっかく貯めたお金に税金がかかることがあるということです。

2026年からの制度改正で、さらに複雑に

さらに、2026年からの制度改正で、出口の税金ルールが変わります。

これまで、iDeCoの一時金と退職金は、受け取り時期を5年ずらせば、それぞれで退職所得控除を使えました。

これが、10年に延長されます。

つまり、受け取り時期の調整を間違えると、税負担が数十万〜数百万円規模で増えるケースもあると言われています。

「入口で節税できても、出口で思わぬ税金がかかる」

トータルで本当に得なのか、私には読みきれませんでした。

この複雑さも、私が慎重になった理由のひとつです。

※制度は今後も変わる可能性があります。最新の内容は、必ずご自身で確認してください。

やらない理由③:まず新NISAで十分だと考えた

3つ目は、シンプルな話です。

新NISAも、運用益は非課税です。

そして、いつでも引き出せる。

毎月投資に回せる金額には、限りがあります。

その限られたお金を、まずは自由度の高い新NISAに集中する——これが私の結論でした。

iDeCoの節税は魅力的ですが、そのために「引き出せない」「出口が複雑」というデメリットを抱えるより、私にはNISAのシンプルさが合っていました。

私が新NISAで何をやっているかは、こちらの記事で詳しく書いています。

👉 公務員に合う投資は何か。教員16年目の私がたどり着いた答えは「株式投資」だった

ただし、iDeCoが向いている人もいる

ここまで「やらない理由」を書いてきましたが、誤解しないでほしいことがあります。

iDeCoが向いている人も、たくさんいます。

たとえば、こんな人です。

  • 自営業・フリーランスの人——退職金がなく、掛金の上限も大きいので節税効果が特に大きい
  • 「絶対に途中で使わない」と決められる人——資金に余裕があり、資金拘束がデメリットにならない
  • 所得が高く、節税メリットを最大化したい人——控除の効果が大きい

大事なのは、「みんながやっているから」ではなく、自分の状況に合っているかで判断することです。

私の場合は、「途中で使うかもしれないお金」を自由に動かせることを優先して、NISAを選びました。

まとめ:iDeCoは「やらない」も立派な選択

この記事のまとめ

iDeCoのメリットは本物(節税・運用益非課税)

  • でも、メリットだけで判断しないことが大事

私がやらない3つの理由

  • 60歳まで引き出せない(資金拘束が長い)
  • 出口の税金が複雑(2026年からさらに)
  • まず自由度の高い新NISAで十分だと考えた

ただし向いている人もいる

  • 自営業・途中で使わないと決められる人・高所得者

「iDeCoはお得だからやるべき」——その言葉を、そのまま受け取る必要はありません。

大事なのは、メリットとデメリットの両方を知って、自分の状況で判断することです。

私のように「やらない」を選ぶのも、立派なひとつの答えだと思っています。

※本記事は私個人の実体験や考えをまとめたものです。税制や制度は変わる可能性があり、判断は必ずご自身の責任と最新情報の確認のうえで行ってください。

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